古い車でもお金になります！

古い車をどう処分しようか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。とりあえず次の車を買うディーラーや中古車販売店に下取りとして持っていこうと漠然と考えている方も多いようです。しかし、廃車にするしかないような古い車の場合、逆にお金を払わなければいけないケースもあるので注意が必要です。

下取りのつもりが、逆に手数料を取られる？

ディーラーや中古車販売店に古い車を下取りに出した場合、査定で値段がつかないケースが多くあります。つまり査定ゼロ円ということです。この場合、下取りの車はほとんど売り物にならないと判断されているため、この車は廃車となる場合がほとんどです。つまり、新しい車を買ってもらう代わりに、サービスとして廃車の手数料はディーラーや中古車販売店が負担する、という意味なのです。ディーラーや中古車販売店も、こういった車はあまり扱いたくないというのが本音なのです。
そのため、新しい車で値引きなどのサービスを既にしてもらっていたり、サービスの必要が無いと判断されていた場合は逆に廃車の手数料を取られてしまう可能性があります。廃車、つまり抹消登録の手続きや物理的な車両の処分など、相応の実費が必要になってしまうからです。

高く買い取ってくれるところとは？

下取り車はオークション、または直接販売することを前提としているため、上記のような事態になってしまうのです。しかし、ここであきらめてしまうのはもったいないことです。つまり、オークションや販売を前提としていない業者であれば高く買い取ってくれる可能性があるのです。
そのような業者の代表が廃車買取業者です。なぜなら、廃車買取業者は車両を「車」として買い取るのではなく、「リサイクル素材」として買い取りを行っているからです。
廃車買取業者は、車両を解体した後は、まず再利用できる部品やパーツを取り外します。これは中古品やリビルト品として再び市場に出回ることになります。さらにボディなどの金属部品もさらに分別し、リサイクルに回します。

業者を探すには？

廃車買取業者では古く値がつかないような車でも高く買い取ってくれる可能性はありますが、ここでも手数料を取られる場合があることには注意しなくてはなりません。先に述べたように、解体にもいくつかの工程があるのです。車両の解体は「スクラップ」という言葉から想像される、いきなりプレス機で車を潰してしまうイメージですが、実際はリサイクル法に基づいた複雑な工程があるのです。そのため、ある程度以上の規模で行わないとあまり利益が出ないため、高めの手数料を取らざるを得ない業者も出てきてしまうのです。
しかし、ネットで簡単にできる査定のサービスが出てきたように、廃車買取業者もネットで見つけやすくなりました。しっかりとした大手であればまず無料で相談に乗ってくれる場合がほとんどです。悩んでいる方は、まずは相談してみるのがおすすめです。