廃車費用って何がいくらかかるの?

10年以上乗っていてボロボロになってきたので、そろそろ廃車にして次の車に…という時に気になるのが、廃車にかかる費用。ここでは、車を廃車にする際にかかる費用、そして必要な手続きに関してを詳しく解説していきます。

 

自動車リサイクル料

廃車にかかる費用は、リサイクル料・解体費用・抹消登録費用の3つです。まず、自動車リサイクル料に関して見ていきましょう。2005年1月からスタートした自動車リサイクル法により、使用済み自動車の特定のパーツに関してリサイクル料金が発生するようになりました。
具体的には、シュレッダーダスト、エアバッグ、フロン類のリサイクルが義務づけられています。国産の軽自動車は8000円、普通自動車は1万円、外国車は1万5千円、大型車は2万円あたりが相場となっています。自己処理する場合も、業者に依頼する場合も等しく支払う必要があり、当然ながら車の所有者が負担することとなります。また、エアバッグの種類・型によっては金額が異なる可能性があります。

解体費用と運搬費用

次に、廃車手続き(永久抹消登録)を行う前に、車の解体を行っておく必要があります(解体報告記録がなされた日と移動報告番号が、メモ書きでも良いので必要なため)。車の解体に関しては、1万5千円〜3万円前後とかなり幅が広いです。これは、車体の状態によるものもありますが、材質やパーツによっては全てスクラップになるのではなく、売却できる場合、買取金額が発生するため、その分解体費用が差し引かれたり、あわよくば黒字になる可能性もあるからです。これに関しては、いくつかの業者に相見積もりをして、条件に見合った業者を探しましょう。
また、事故車や水没の場合を除き、まだ自分で運転できる状態であれば、業者への搬入の際もご自身の手で行うと、運搬費用の節約となります。もし、不動車の場合、レッカー移動となるので、その費用が1万円〜1万5千円必要なことも覚えておいてください。

永久抹消登録(廃車手続き)の費用

永久抹消登録に必要な費用に関して言えば、運輸支局に書類一式やナンバープレートを持ち込む際に購入しなくてはならない、手数料納付書に貼り付けるための印紙代・350円が必要なくらいです。他は、全て運輸支局にて申請すればもらえる用紙ばかりです。反対に、運輸支局内にある自動車税事務所にて、自動車税・自動車所得税申請書を提出すれば、1ヶ月以上分の税金の支払いが既にある場合、自動車税・自動車所得税が還付されます。
ただし、こういった作業を代行してくれる業者がありますが、業者を利用した場合は、2千円〜8千円ほどかかってしまいます。少し面倒ですが、難しい作業ではないので、ぜひご自身で手続きすることをおすすめします。